わたしは吸血鬼なカレの番




ピキッ……。

生徒会室の空気が、一瞬にして氷点下まで凍りついた。

な、なに……?

背筋に走る、尋常じゃない寒気。

ガチャ……

奥にある生徒会長室の重厚なドアが、ゆっくりと開いた。

そこから姿を現したのは──この世の終わりのような、禍々しい不機嫌オーラを全身から放つ神城先輩だった。

あまりの圧迫感に、部屋の空気が重く沈む。


赤い瞳を鋭く光らせ、神城先輩は冷ややかな表情のまま一直線に歩み寄ってくる。

コツン、コツン、という足音が、恐怖のカウントダウンみたいで。

神城先輩は迷うことなく、私の前にいた双子の首根っこを、ひょいと掴んで強引に引き剥がした。