わたしは吸血鬼なカレの番




「さ、寒い……っ」



学校が終わって家に帰ってきた私は、少しでも早く部屋に入りたくてボロアパートの階段をバタバタと駆けあがっていた。

鍵を開けようとして、ふと古びて錆びついたポストに目を留める。

そこには、一枚のチラシがポツンと刺さっていた。

ん……?

なんだろう、これ。



指先でつまみ出して、そこに躍る文字を目にした瞬間。

私は寒さも忘れてその場に固まっちゃった。


『サングイン学園 特別編入生募集・学費全額免除&月々生活費支給』


と、特別編入生……?

学費無料……!?

それに、生活費まで支給されるの……!?


あり得ないくらい甘い言葉が並んでて、私は思わずゴクリとつばを飲み込んだ。