わたしは吸血鬼なカレの番



「うわ……最悪……」



旧校舎の古びた軒下。

私はポツポツと落ちてくる雨粒を見上げて、はぁーっと大きな溜め息をついた。



「……さっきまできれいに晴れてたのに」



本当に突然の夕立だった。


今日は生徒会の雑用として、旧校舎の奥にある古い資料室の整理を頼まれていた。

作業が無事に終わって、「よし、生徒会室に戻ろう!」と外へ出た瞬間、このドシャ降り。

もちろん、傘なんて持ってきていない。

うう、どうしよう……

生徒会室に戻ったら、神城先輩のお茶の準備をしなきゃいけないのに。