わたしは吸血鬼なカレの番



「紹介する。今日から我が生徒会の雑用係として働くことになった、特別編入生の白石あかりだ」

「えーっ! あかりちゃんが生徒会のメンバーに!? やったぁぁあ!」



真っ先に歓声を上げたのは、私のクラスメイトであり、生徒会で書記を担当している御堂 葵(みどう あおい)くんと蓮(れん)くん。

頭の上の可愛らしい狐耳と、ふさふさの大きな尻尾をぴょこぴょこ揺らしながら、目を輝かせて駆け寄ってくる。



「よろしくね、あかりちゃん!」

「これから一緒に過ごせる時間が増えるなんて、嬉しすぎる~っ!」

「わっ、わ……!」



ガシッと力強く両手を握りしめられ、ぶんぶんと激しく振られる。



「おい、狐。離れろ」



すかさず間に割って入ってきた神城先輩が、ふたりの手をペシッと容赦なく叩き落とした。



「イタッ! 会長のケチ〜!」

「そうだよ! あかりちゃんをひとりじめするのは良くないんだよ~っ!」

「……うるさい。白石あかりは俺の番(エサ)だ。俺の所有物に軽々しく触れるな」


「もう。ケンカしないの! あかりちゃんが困ってるでしょう?」