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「ヴァル~! あかりちゃん連れてきたよ~」
生徒会長室の重厚な扉に向かって侑季先輩が声をかけると、ギィ……と重い音を立ててドアが開いて、中から神城先輩が姿を現した。
「……東條寺、世話をかけたな」
相変わらずの圧倒的なオーラ。
陶器のような白い肌に、吸い込まれそうな赤い瞳。
神城先輩は侑季先輩に短く告げると、すぐさまギロリと私に視線を滑らせてきた。
「──おい、白石あかり。どこをほっつき歩いていた」
「えっ、ベンチでお昼ご飯を食べていただけですけど……」
「昼食など、生徒会長室で食べればよいだろう」
「で、でもっ! 私は生徒会のメンバーでもないのに、毎日ここに居座るのは居心地が悪いですし……周りからの目もありますし!」

