わたしは吸血鬼なカレの番



……そんな中で、ひとつだけ「ああ、やっぱり私とは違うんだなあ」と痛感する瞬間があるとすれば──それはランチタイムだ。

生の塊肉を豪快に頬張る子や、キラキラした美しい鉱石をボリボリと美味しそうに噛み砕いている子。

果ては──怪しげな原色の液体を、理科のフラスコみたいな容器からゴクゴク飲んでいる子まで。


……うん、文化の違いってやつだよね!

でも……やっぱりちょっとだけ落ち着かない、かも……


そんなわけで、私は誰も来ないこの静かなベンチで、ひとりでお弁当を食べるのがすっかり日課になっていた。

カバンから取り出したのは、毎朝自分で握っているラップ包みのおにぎり。

中身は、昨日のお夕飯の残りだった鮭。



「よしっ、今日も美味しそうにできたぞ〜。いただきまーす!」



両手を胸の前でパッと合わせようとした──まさに、その瞬間だった。