「……じゃあ、なんでそんな場所に人間の私なんかが入学できたんですか……!?」
パニックで頭を抱えそうになる私に、神城先輩は上から冷ややかな低い声を降らせてきた。
「お前が、俺の喉の渇きを癒やす『特別な血』を持っているからだ」
「特別な血……?」
私がきょとんとしていると、神城先輩は私を抱き寄せる腕の力をぐっと強めた。
至近距離で合わさる鮮やかな赤い瞳。
そこからどこか深く重い、情熱めいた眼差しで私を見つめてくる。
「ああ。お前の血はこれまで口にしてきたどんな血とも比べ物にならんほど美味だ。……他の奴の手に渡ることなど、到底考えられんほどにな」
「な……っ」
神城先輩の、あまりにもストレートで執着を剥き出しにした言葉に、ドクンと心臓が跳ね上がる。

