わたしは吸血鬼なカレの番



だけど、ひとつ疑問が解決したことで、次の大問題が頭に浮かび上がってきた。



「じゃ、じゃあ……さっき言ってた(エサ)っていうのは、一体なんなんですか……!?」



おそるおそる尋ねる私に、神城先輩が私の首筋にすっと顔を近づけ、満足げに目を細めた。



(エサ)(エサ)だ。俺の渇きを満たす最高峰の血を持つ、俺専用の存在のことだ」

「えっ……専用……? ……エサ??」



私、特別編入生として入学したはずだよね!?

なんで食べ物扱いされてるの!?


「て、ていうか! 吸血鬼がそんな、当然のように人間の中に混ざってて大丈夫なんですか!? バレたら大ニュースになっちゃいますよ!?」

「……人間にバレる?」



私の言葉に、神城先輩が眉をひそめる。

……え?

なんでそんな『何を言ってるんだ?』みたいな顔してるの?



「え? 何ですか……?」

「あかりちゃん、落ち着いて聞いてね。……この学園にいる『人間』は、あかりちゃんだけだよ」

「…………ええええええええっ!!???」



本日一番の大声が部屋に響き渡った。