わたしは吸血鬼なカレの番



「ふ、ふふっ……神城先輩、冗談とかいうタイプなんですね~! あ、もしかして私が緊張してるから和ませようとしてくれてるんですかっ? 」

「俺は冗談など言っていない」

「うう……っ」



必死に引きつった笑顔で助けを求めると、侑季先輩は困ったように苦笑いを浮かべた。



「あはは……うーんとね、あかりちゃん。ヴァルは冗談を言ってるわけじゃないんだ。彼は本物の吸血鬼なんだよ」

「……うそでしょ!?」



本当なの!?

夢でも幻でもなく、本物の吸血鬼!?

映画とか小説の中の存在じゃないの―――!?

衝撃の事実に白目を剥きそうになる。