先輩はまったく悪びれる様子もなく、当然の権利だと言い張った。 てか人間を味見って何!? 食べ物じゃないんだから!! 「血を味見って……な、なに言ってるんですか! 吸血鬼じゃあるまいし……」 呆れて苦笑いする私に、先輩は当然のようにさらっと言い放った。 「俺は吸血鬼だが?」 「……え゛?」 一瞬、時が止まる。 え……? いま、なんて言った……? 吸血鬼……??