「……素晴らしいな」
恍惚とした表情で、彼は熱い息を吐き出した。
「余計な雑味が一切ない。澄み渡るような透明感と……奥から込み上げる、濃厚な甘み」
「え……? えええ……!?」
食レポ……!?
じゃなくて、なにこれ!?
彼はうっとりと目を閉じ、私の指先をさらに強く吸い上げた。
チュッ……と、甘い音が静かな室内に響き渡る。
「舌に乗せた瞬間に弾ける……まるで、上質な果実のようだ」
「ひ……っ!」
「香りも、喉越しも……俺がこれまで口にしてきた、どの血とも比べものにならない」
指先から伝わる、急激に上がっていく彼の体温と唇の感触。
評価されてる意味が分からなすぎて、私の顔は爆発しそうなほど熱くなる。
「……極上だ」
うっとりと囁く彼の声に、背筋がゾクゾクと痺れた。

