わたしは吸血鬼なカレの番



「……はぁ……っ」



やがて、心底満足したようにヴァル先輩がゆっくりと首筋から口を離した。



ふいに視線が絡み合った。

彼の唇の端には、私の血が一滴、赤く光っている。


ヴァル先輩は私を見つめたまま、その血を舌でゆっくりと舐め取ると──そのまま吸い寄せられるように、再び私の唇を塞いだ。



「……んっ……」



ほんのりと血の味がする、甘くて情熱的なキス。

身体の力が抜けて、思考が甘く溶けていく。

私たちは熱い吐息を分け合って、何度も何度も深く唇を重ねたのだった。