わたしは吸血鬼なカレの番



木漏れ日が差し込む図書室で、ノートを広げて勉強会がスタートした。

レイくんはすごく熱心で、私が解説する解き方を「なるほど! すごいねあかりちゃん!」と目を輝かせて聞いてくれる。



「あかりちゃんって本当に教え上手だね。生徒会長に教わったって言ってたけど……会長と仲いいの?」

「え、仲いいっていうか……気にかけてもらってるだけというか……」


「ふーん意外だなぁ。会長ってほとんど姿見せないし、いっつも冷たい目してるから怖い人だと思ってたけど……」

「えっ? ううん、全然! 確かに最初は怖かったけど……本当は誰よりも優しくて、すごく一生懸命な人なんだよ」



ヴァル先輩のことを話す時、声が自然と弾んでしまってなんだか恥ずかしい。