わたしは吸血鬼なカレの番


手元に出てきたのは、漆黒の高そうな紙に、きらびやかな金色の模様が描かれた封筒。

中央には重厚で威厳あふれる大きな紋章が刻印されている。

水道代とかガス代の請求書とよくわかんないチラシしか入らない我が家のポストに、絶対に似つかわしくない物体!

手触りも指にしっとりと吸い付くようで、見るからに高級感です!って感じ。

あまりの豪華さに手が震えちゃって、開けるのすらためらってしまうほど。



「間違い郵便……? いやでも、宛名には『白石あかり様』って書いてあるし……」



ゴクリと息をのんで、慎重に封を破ってみる。

中から出てきたのは、ずっしりと重みのある一枚の厚い紙。

そこに書かれた美しい金色の文字を目にした瞬間、私の思考は完全にフリーズした。



『聖サングイン学園 特別編入生合格通知書』

「……えっ?」



ご、合格……!?

あんな怪しすぎる採血だけで!?

嘘でしょ、本当に合格しちゃったの!?