わたしは吸血鬼なカレの番



そのあとは、パフェを頬張りながら二人で色々な話をした。


セシル先輩おすすめのメイク道具の話。

今度のお休みに新しく買いに行きたい服の話。

あやかしの世界のちょっと不思議な流行りの話──。


本当に他愛のない話ばっかり。

だけどそれが心地よくて、前の学校にいたころを思い出して嬉しくて。


楽しいなぁ……。


心から癒されて、肩の力が抜けていくのを感じていた、その時。



「そういえばあかりちゃん」



一口紅茶を飲んだセシル先輩が、悪戯っぽく瞳を細めて、テーブル越しに私を覗き込んできた。



「会長とはどう?」

「えっ……!?」



唐突すぎる質問に、私は持っていたスプーンを落としそうになった。



「……えっと、ヴァル先輩、ですか……?」

「そう!……最近ふたりとも……前よりちょっと距離が近くなったわよね?」

「そ、そうですか?」

「ええ!お互い名前で呼び合う仲になったでしょう?どんなきっかけがあったの??」


目をキラキラとさせて私を真っすぐに見つめてくるセシル先輩。

顔が一気に熱くなるのが自分でも分かった。