キミがいたから。



「……好きって、言いたかったな」

あの時怖くても言えばよかったって小さな後悔がジワッと広がり…思わず小さく呟く。


そして、枕に顔を埋める。

「次は……ちゃんと言う」

まだ少し怖い、それでも…逃げないと決めた。



自分の気持ちを、自分で否定しないと決めた。


――次に爽と二人きりになったら…

今度こそ、ちゃんと「好き」と伝える。

私はそう心に決めて、静かに目を閉じた───。