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『いつも応援してくださっているEchosの皆様へ
伊丹とkey.市姫より皆様に重要なお知らせです。
伊丹と市姫(以下、2人)はカップルデュエットとして、たくさんの方々に愛していただきました。
しかし、2人の間には付き合っている(いた)という事実はございません。
カップルデュエットは前所属事務所の戦略としてメンバーの意思なく決定されたことであり、いっさい事実ではありません。
公式ホームページの写真もメジャーデビュー発表時のお互いに感謝をしているものであり、盗撮された写真です。
正しくないことでEchosの皆様をだますという形になってしまっていてことを、心からお詫び申し上げます。
これからは、本当のEcholyの姿を見せながら、活動を再開していきたいと考えておりますので、何卒ご理解とご支援をお願いいたしたます。
Echoly 伊丹緋雁、市姫桃祢』
メンバー4人で考えた文章と、編集した動画を同時に投稿。
数分後には『Echoly カップル 嘘』がトレンド1位となり、ネットニュースもEcholyのことであふれた。
うーん・・・そこまで大事にしてくれなくてもいいんだけど。
まぁ、『破局したんじゃないか』という考察が出ていないのが不幸中の幸いか。
・・・にしても・・・。
「あの・・・珀?葛?私たち別に大丈夫だよ・・・?」
「ん?だめ、2人を傷つける奴は俺らが許さないから」
さっきから私と緋雁のスマホを回収し、私たちを見張るようにネットのコメントをチェックする珀と葛。
万が一否定的なコメントで私たちが傷つかないよう、2人だけでチェックしてくれてるんだけど・・・。
「心配性だね」
「・・・だね」
私たちはすることもなく、椅子に座ったまま2人を見つめることしかできない。
でも大前提、私たちはファンのみんなを騙してたんだから、アンチがあるのは当然だ。
それもちゃんと、受け入れるべきだって言ったんだけど。
『事務所が勝手についた嘘で2人が傷つく必要はない』と、とても真剣な目で言われてしまうと、返す言葉がなくて。
2人・・・特に珀は、私と緋雁のサシメシの動画に胸を打たれたらしく、最近は愛情表現が分かりやすくなった。
その愛はすごく嬉しいもので、2人に心配されるのは正直心が温かくなる。
だからってNoが言えないのは、良くないけどなぁ・・・!
しばらくすると、一通り目を通したのか、2人がふぅと息をついた。
長時間画面を見つめて目が疲れたのか、眉間をほぐしながら葛がこちらを見る。
「嫌なコメントは、俺らに対してはほとんどゼロだったよ。『ひめたみ担』の反省コメとか結構あった。みんな『事務所の圧には勝てないよね』とか、なんか『よく見たらカップルデュエットについて訊かれた時、ひめたみ苦笑いばっかしてる』とか気づいてる人もいた」
「ちなみに事務所は大炎上。俺らは訴えないって言ってるけど、嘘も盗撮もバレてパニックだね」
私たちが心配しないようにそう伝えてくれる葛と、清々しい笑顔で事務所のことを嘲笑う。
そういえば、Echolyの中で一番怒ってくれていたのは珀だったな・・・。
全員、音楽が大好きなのことを知ってたから。
だからこそ珀は、その思いを踏み躙った事務所にいつも、イライラしていた気がする。
『いつも応援してくださっているEchosの皆様へ
伊丹とkey.市姫より皆様に重要なお知らせです。
伊丹と市姫(以下、2人)はカップルデュエットとして、たくさんの方々に愛していただきました。
しかし、2人の間には付き合っている(いた)という事実はございません。
カップルデュエットは前所属事務所の戦略としてメンバーの意思なく決定されたことであり、いっさい事実ではありません。
公式ホームページの写真もメジャーデビュー発表時のお互いに感謝をしているものであり、盗撮された写真です。
正しくないことでEchosの皆様をだますという形になってしまっていてことを、心からお詫び申し上げます。
これからは、本当のEcholyの姿を見せながら、活動を再開していきたいと考えておりますので、何卒ご理解とご支援をお願いいたしたます。
Echoly 伊丹緋雁、市姫桃祢』
メンバー4人で考えた文章と、編集した動画を同時に投稿。
数分後には『Echoly カップル 嘘』がトレンド1位となり、ネットニュースもEcholyのことであふれた。
うーん・・・そこまで大事にしてくれなくてもいいんだけど。
まぁ、『破局したんじゃないか』という考察が出ていないのが不幸中の幸いか。
・・・にしても・・・。
「あの・・・珀?葛?私たち別に大丈夫だよ・・・?」
「ん?だめ、2人を傷つける奴は俺らが許さないから」
さっきから私と緋雁のスマホを回収し、私たちを見張るようにネットのコメントをチェックする珀と葛。
万が一否定的なコメントで私たちが傷つかないよう、2人だけでチェックしてくれてるんだけど・・・。
「心配性だね」
「・・・だね」
私たちはすることもなく、椅子に座ったまま2人を見つめることしかできない。
でも大前提、私たちはファンのみんなを騙してたんだから、アンチがあるのは当然だ。
それもちゃんと、受け入れるべきだって言ったんだけど。
『事務所が勝手についた嘘で2人が傷つく必要はない』と、とても真剣な目で言われてしまうと、返す言葉がなくて。
2人・・・特に珀は、私と緋雁のサシメシの動画に胸を打たれたらしく、最近は愛情表現が分かりやすくなった。
その愛はすごく嬉しいもので、2人に心配されるのは正直心が温かくなる。
だからってNoが言えないのは、良くないけどなぁ・・・!
しばらくすると、一通り目を通したのか、2人がふぅと息をついた。
長時間画面を見つめて目が疲れたのか、眉間をほぐしながら葛がこちらを見る。
「嫌なコメントは、俺らに対してはほとんどゼロだったよ。『ひめたみ担』の反省コメとか結構あった。みんな『事務所の圧には勝てないよね』とか、なんか『よく見たらカップルデュエットについて訊かれた時、ひめたみ苦笑いばっかしてる』とか気づいてる人もいた」
「ちなみに事務所は大炎上。俺らは訴えないって言ってるけど、嘘も盗撮もバレてパニックだね」
私たちが心配しないようにそう伝えてくれる葛と、清々しい笑顔で事務所のことを嘲笑う。
そういえば、Echolyの中で一番怒ってくれていたのは珀だったな・・・。
全員、音楽が大好きなのことを知ってたから。
だからこそ珀は、その思いを踏み躙った事務所にいつも、イライラしていた気がする。


