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『今ドキッ!アーティスト』では『灯台』『レモネード』『回転木馬』を披露して、『回転木馬』で呼ばれた歌番組の収録も終了。
オンエアの次の日、4人でアパートでSNSを確認すると。
『ヒットしたの嬉しすぎる。カップルデュエットが世に広がる!』
『ひめたみ、歌ってるときも仲良さそうで微笑ましい』
『ひめたみの絡みがあって正直曲は聴けなかった笑』
↳返信 『それな』『尊い絡みに集中しすぎた』『曲に集中できたひめたみ担いないでしょww』
予想外のコメントが大量に出てきて、思わずみんなと顔を見合わせる。
これって・・・つまり・・・?
「歌・・・聴いてもらえて、ない?」
コメントしたのはきっとファンのみんなだろうけど、ファンが聴かない歌を、みんなが聴いてくれるだろうか。
「『回転木馬』の再生回数は伸びてるけど・・・たしかにMVでの絡みについてのコメントが多いな」
そんな・・・。せっかく割り切って、独立するまでは『カップルデュエット』としてやっていこうって思えたのに。
『っていうかカップルが見たいからギターとドラムいらない』
↳返信 『歌もいらないかも』『カップルでいてくれるだけでいい』『バンドである必要ないよね』
コメント欄をスクロールし、その中で一番恐れていたコメントを見つけてしまう。
「・・・っ」
だめだ、これはみんなに見せたらだめ。
恋愛を見せるために音楽活動をやってない。このメンバーだから、バンドをやってる。
『カップル』がいいなら、なんでバンドの私たちにそれを求めるのっ・・・!
「桃祢?どうした?」
「っえ・・・ううん、なんでもない!」
こういう時にだけ、心が強くあれない。下手なポーカーフェイスがもっと下手になってしまう。
分かりやすくなってしまう私と、常にアンテナが高く敏感な緋雁では、どちらが勝つかなんて明白で。
「貸しなさい」
「あっ・・・」
取られないように両手でスマホを握りしめたものの、3歳上の男性に力で抵抗するのは無理がある。
上からひょいとスマホを奪われ、コメントを見た緋雁の眉間に皺が寄った。
ま、まずい・・・メンバー大好きな緋雁にこれを見せてしまった・・・。
「大丈夫だよ、桃姫」
何故か悪いことをしたような気分になって縮こまっていると、安心させるように頭を撫でられる。
「なにー?なんて書いてあんの?」
「ん-・・・ほら、『グループの仲が良いのすごい伝わるし、個人の楽器も上手い』ってさ」
「・・・うわー、まじ?うれし」
気になったらしい珀がスマホを覗き込み、緋雁がすぐに他のコメントを見つけて読み上げると、察したらしい珀は一拍置いて反応した。
私があんなコメント見つけちゃったから・・・申し訳ない・・・。
『今ドキッ!アーティスト』では『灯台』『レモネード』『回転木馬』を披露して、『回転木馬』で呼ばれた歌番組の収録も終了。
オンエアの次の日、4人でアパートでSNSを確認すると。
『ヒットしたの嬉しすぎる。カップルデュエットが世に広がる!』
『ひめたみ、歌ってるときも仲良さそうで微笑ましい』
『ひめたみの絡みがあって正直曲は聴けなかった笑』
↳返信 『それな』『尊い絡みに集中しすぎた』『曲に集中できたひめたみ担いないでしょww』
予想外のコメントが大量に出てきて、思わずみんなと顔を見合わせる。
これって・・・つまり・・・?
「歌・・・聴いてもらえて、ない?」
コメントしたのはきっとファンのみんなだろうけど、ファンが聴かない歌を、みんなが聴いてくれるだろうか。
「『回転木馬』の再生回数は伸びてるけど・・・たしかにMVでの絡みについてのコメントが多いな」
そんな・・・。せっかく割り切って、独立するまでは『カップルデュエット』としてやっていこうって思えたのに。
『っていうかカップルが見たいからギターとドラムいらない』
↳返信 『歌もいらないかも』『カップルでいてくれるだけでいい』『バンドである必要ないよね』
コメント欄をスクロールし、その中で一番恐れていたコメントを見つけてしまう。
「・・・っ」
だめだ、これはみんなに見せたらだめ。
恋愛を見せるために音楽活動をやってない。このメンバーだから、バンドをやってる。
『カップル』がいいなら、なんでバンドの私たちにそれを求めるのっ・・・!
「桃祢?どうした?」
「っえ・・・ううん、なんでもない!」
こういう時にだけ、心が強くあれない。下手なポーカーフェイスがもっと下手になってしまう。
分かりやすくなってしまう私と、常にアンテナが高く敏感な緋雁では、どちらが勝つかなんて明白で。
「貸しなさい」
「あっ・・・」
取られないように両手でスマホを握りしめたものの、3歳上の男性に力で抵抗するのは無理がある。
上からひょいとスマホを奪われ、コメントを見た緋雁の眉間に皺が寄った。
ま、まずい・・・メンバー大好きな緋雁にこれを見せてしまった・・・。
「大丈夫だよ、桃姫」
何故か悪いことをしたような気分になって縮こまっていると、安心させるように頭を撫でられる。
「なにー?なんて書いてあんの?」
「ん-・・・ほら、『グループの仲が良いのすごい伝わるし、個人の楽器も上手い』ってさ」
「・・・うわー、まじ?うれし」
気になったらしい珀がスマホを覗き込み、緋雁がすぐに他のコメントを見つけて読み上げると、察したらしい珀は一拍置いて反応した。
私があんなコメント見つけちゃったから・・・申し訳ない・・・。


