月影に咲く、一輪の華


瑛翔「ちょ、紅蓮。待ってよ」

刹那「行くぞ」

朧「…………」

朱雀が廃工場を出ていく。

その背中を見送りながら、星羅は小さく呟いた。

星羅「……不思議な人たちだったね」

夜凪「…………ああ」

そして黒羽が静かに言った。

黒羽「帰るぞ」

星羅「……うん」

星夜「姉ちゃん」

星羅「ん?」

星夜「今度こそ、一緒に帰ろう」

星羅「……うん」

今度は誰にも奪わせない。

二人は並んで、廃工場を後にした。