この想いは、誰にも言えない ~深碧の音 つぼみ蕾のように~

 いつものように、同じ電車、同じ車両にのって
 改札を潜って、北口をまっすぐ行くと毎日同じ顔の職場につくいつもと同じ空色。

 2つ目の職場、居酒屋に向かうところ。

 働く仲間はみんな娘息子みたいな若いこばかり。
 その空気感がサークルみたいで楽しく和やかに働いている。

 そんな何の変哲もない日常に突然光が差すなんて、このときは一瞬たりとも思っていなかった。


 今日はちょっとお洒落をして外出していたら、うっかり居酒屋で働く用のズボンを持ってくるのを忘れてしまったのに気付いてしまった。

 時間も早かったから南口のショッピングモールに向かう途中、風にのって一つのメロディが流れてきた。