頬杖をつき黒板に数式を書いていく、涼風先生の背中を見ていた。 仕立ての良いベストを着ていて、背が高くてスタイルが良い。 担任の涼風先生の担当教科は数学で、私は文系の方が好きなので、授業は乗り気ではない。 サボらず授業に出て、寝ないだけ成長していた。 英語と国語以外の成績は悪い。 悪いと言っても、真ん中くらい。 元教師の祖父母と、名門大学出身のお母さんが身近にいるから、自分は壊滅的な馬鹿だと思っていたが、まぁ、悪くはないんだなと、学校に行くようになってから、気付いた。