桜が咲いたら、必ず君に会いにいく

 ——ピコン!

 その時、ポケットに入れていたスマホが小さく震えた。

 表示された名前を見ると、メッセージの送り主はおうくんだった。

 スマホを握りしめる指先に、ぎゅっと力が入る。
 
 だけど……僕の心にもう迷いはない。

 深く息を吐き、トーク画面を開けた。

『ハルに会いたい。明日、桜の木の下で待ってる』