桜が咲いたら、必ず君に会いにいく

 君はまだ覚えていてくれているのかな。

 世界を憎んだあの日。
 君が僕にしてくれた約束を。

 大好きだった、ずっと。
 陽だまりの中で弾ける笑顔も。
 繋いだ手のひらの体温も。
 
 もし君と出会わなければ。
 僕は何も知らなかった。
 きっと知ろうともしなかった。

 ふと落ちる桜の花びらの数も。
 寝転んだ芝生の匂いも。
 虹色に輝く雨の色も。
 
 君が見せてくれたんだ。
 大きな空に咲いた、美しい春を