「無駄に色気振り撒くのやめる様、言ってくれよ。」
彩ちゃんに何を言っても無駄だ、諦めろと嗜めて、悟りの境地に達していた、都鳥くんから苦情を受けた。
葵くんは私と一緒にいる時、私の体のどこかを触っていた。
お弁当を食べる時は、邪魔だからやめてと言った。
大抵、手か肩なんだけど。
頬と耳も触られた。
葵くんは帰国子女だから、スキンシップは挨拶程度だと思う。
なんか良い香りするし、端正な格好良い顔が近くにあるのは緊張する。
……格好良過ぎて、逆に現実味がなくなって来た。
熱っぽい視線を感じるなぁ、とは思うがそれも慣れて来た。
慣れって怖いな……。



