10000kmの空を越えて、君にもう一度会いに行く    ~離れても消えない絆を信じて~






暗闇の中で、わたしはふわりと浮いていた。

痛みはない。

恐怖もない。

ただ、遠くで誰かが呼んでいる。

「やよい……」

その声は、せいの声に似ていた。

私は手を伸ばした。

でも届かない。

「こっちへ来ちゃだめ…生きて」

すると光が強くなり、視界が白く染まる。

私は思わず目をつぶった。