泉宮くんの恋人になるには



「泉宮家の御子息なのね。……はい。分かりました。うちの娘を宜しくお願いします。」

私のスマホで泉宮くんと話すお母さんは、よそ行きの声で話した。

初めは難色を示していたけど、泉宮家の人間だと知るとあっさりと態度を変えた。


「もっと仲良くしなさい。」

電話を切ったお母さんに、そう言われた。

……玉の輿に乗せたいらしい。

私の両親は離婚していて、婿養子だった父が家を出た。

私には小学生の弟がいる。

現在は祖父が所有するマンションで、家族三人で暮らしてる。


祖父と祖母は入夏家が持つ、代々の土地の一軒家で暮らしていた。


こうして、私は夏祭りに行ける事になった。