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日曜日。
私たち4人は動物園にいた。
「晴れてよかったねー!」
カナミが両手をあげてるんるん口ずさむ。
「そうね。でもさすが日曜日、人多くてゆっくり見れないわ…」
どこのコーナーも大人から子どもまで人がいっぱい。
でも前を歩くひときわカッコイイふたりのおかげで観覧スペースをゆずってもらう頻度が多い気がする。
今もそう。
高校生っぽい女性団体客は少しほおを赤らめてどうぞどうぞ〜と柵の前を開けてくれた。
「わあ、あのキリンなんか担任に似てなーい?」
犬井駆が指さす方へみんなも視線を向ける。
「あー確かに」
蜂技くんがわずかに口角を上げて笑う。
制服じゃない蜂技くん。
待ち合わせ場所で初めて見たときかっこよすぎて鼻血でそうになったのはひみつ。
黒地にワンポイントのTシャツ、だぼっとしたチャコールグレーのボトムス、片方の腰にシルバーの二連チェーン。
いわゆるアスリート系ファッションで、いつもの爽やか美少年とはひと味ちがってちょっとダークな感じ。



