チャラ男も笑えば雑巾に当たる


「そうやって誰にでも好きとか可愛いとか言ってさ。今日の4人にもそんな胡散臭い口説き文句でその気にさせてたぶらかしてたんでしょ?もてあそぶだけ遊んで、飽きたらごめんねってへらへら笑ってごまかすような人間、私いちばんきらいよ」

『……』

「理解できないの。どうしてそんな人のこころを踏みにじるようなこと簡単にできるの?どうせ、からかわれてイヤな気持ちになる人のことなんてわからないんでしょうね、自己肯定感の高い側にいる人間だものねあんたは」


コンプレックスにゆび指されて嗤(わら)われる私の気持ちなんて一切わからないんでしょうね。

どうしようもない無駄物を受け容れるしかない私が今までどれほど苦悩してきたのかなんて、男のあんたが知れるわけないもんね。


『うん、わかんない』

「……っ」

『ぼくは悠里みたいに人の気持ちを敏感に汲み取って先回りして気を遣うなんてそんな器用なことはできない』

「……でしょうね」