チャラ男も笑えば雑巾に当たる


『うん』
『何の曲が一番好き?』

犬井駆『うわまじ!みのりんさいこー!』
犬井駆『My Catとyes,がおんなじくらいすき!』


うわ、そうきたか。
どっちもマイナーな曲。古参ファン確定じゃん。


『MyCatは私も一番好き』


すぐに既読がつく。

途端、トーク画面がパッと切り替わって着信音がなる。


「わっ!で、電話…!?」


焦って思わず応答ボタンをタップしていた。


「びっくりした……どうしたの急に」

『あは、ごめんね?いま電話だいじょーぶ?』

「うん」


いやそれ電話かける前に聞いてよ。


『みのりんと趣味合うとかうれしすぎてやばいんだけど』

「……あっそ」

『ねえ今から会いに行っていい?てか会いたい、行かせて』

「はっ?むりむりむり、今から夕飯なのよ」

『あーそっかあ……じゃあまた夜電話していい?』

「べつにいいけど」

『わーやったあ、じゃあ9時くらいにかけるねえ』

「うん」


またねー、と言って切れた。