「…………は?」
「だってだって今日の理科のときイチャイチャしてたじゃん?それにみのりんは気づいてないかもだけど犬井くんずっとみのりんのこと見てるよ!みのりんがずっと蜂技くん見てるみたいに、犬井くんもみのりん意識してるみたいだな〜って思っちゃったの」
脳内がフリーズする。
犬井駆が、私のこと、ずっと見てる?
私が蜂技くんを目で追うように、犬井駆も私のことを?
──『みのりんはかわいいよ』
──『ぼくはみのりんのこと特別にかわいーと思ってるからねえ』
──『ぼくはいつだって真剣だよ、みのりんに対しては』
犬井駆のセリフはどこか胡散臭くて、でも甘くて、たまにまっすぐで。
どこからが本気でどこからが建前なのかまったくわかんないけど。
もしそれがすべて本心だとしたら……。



