チャラ男も笑えば雑巾に当たる


「ああ、その件は本当にありがとねカナミ。うまくいったよ、蜂技くんの情報いろいろもらえて結構いい感じ」

「てことはみのりんもひざ枕を提供してるってことだよね」

「うん、まあ……交換条件だからしぶしぶ」


カナミはそっか〜と言って少し考えたあと、思い切ったように本題に入る。


「犬井くん、今日カノジョと別れたんだって」

「えっ、カノジョいたの?」

「あーやっぱみのりん知らなかったんだね。付き合ってた4人みんな同時に振られて泣いてたんだって」

「よ、よにん!?」

「まぁ本人は付き合ってるつもりなかったーとかほざいてたみたいだけどねぇ。女子が勘違いするくらい距離が近いっていうのは犬井くんが悪いよね〜」


罪なオトコ〜と言ってほわわんと笑うカナミ。
言葉と表情がリンクしてない感じ天然だよなあって思う。


「ちょっと……ツッコミどころ多くてどこから聞けばいいのか……」

「なんかね、今日の昼休み体育館裏で犬井くんが女子に呼び出されてたのを図書委員の子がたまたま見かけたみたいでね」

「今日の昼休み……」