チャラ男も笑えば雑巾に当たる


確信はもてなかった。
でも強がった。

優しいと思ってた人が実はいじめっ子だったとか、紳士的なのは表向きでウラでは友だちを奴隷のように扱ってるとか。

蜂技くんにそんな裏表があるかも、と想像したら。

それでも私は蜂技くんを好きでいられるのかな。


「悠里の本性、知りたい?」

「……」

「それでも好きでいられるなら、真剣に協力者になってあげる」

「……いまは真剣じゃないってことなのね」

「あは、訂正する。“正式に”協力者になるよ。いまは協力者(仮)ってことで」

「か、仮……」

「ぼくはいつだって真剣だよ、みのりんに対しては」


最後の方を強調した犬井駆はよいしょ、と言って身を倒し私のひざ枕を使った。


「おしえて」


太ももにずっしり重みを感じる。

犬井駆の顔は私の胸に隠れて半分だけ見える。


「蜂技悠里は、ものすんごーく、腹黒い」


モノスンゴーク、ハラグロイ。