「もしかしてもう寝てた?起こしてごめんね」
「あっううん、大丈夫だよ、何か用?」
うわ、緊張して声が裏返っちゃう。
「これ先生が今週中にやってほしいって」
「ああ、この前のHRで言ってたアンケート集計ね」
「うん。おれは男子の集めるから委員長は女子のぶんお願いね」
「わかった。連絡ありがとう」
よろしくね、と優しくほほえんでくれた蜂技くんは静かに席へ戻って行った。
「……くぅッ……!」
再び机に突っ伏して暗い視界で我慢していた感情を吐く。
うわあああっ、不意打ちスマイルずるいよー!
いつも無表情で何考えてるかわかんないミステリアスな感じもいいけど、ああいうふとした瞬間ほころぶ笑顔の破壊力っ……!た、た、たまらないわね!無自覚なのか!? 事故なのか!? だとしたらずるい越えて尊い!尊すぎてずるい!ええ何だ混乱困惑わけわかめ!
はあもう、このドキドキうるさい心臓どうしてくれるのよ!あー、だめだこれ、次の英語の授業もう頭に入ってこないんじゃないかな。ヘルプミー!オーマイゴッド!アイムハッピー!アイラブユー!



