ぱっちり二重の大きな目をふちどる長いまつ毛が男子らをぶっ刺すように向けられる。
私と違ってバランスのいい体型でモデルさんみたいに細くて、黒い長髪を小顔のてっぺんでお団子にしている可愛らしい女の子。
それでいて気遣い上手な性格とイヤミのない笑顔、社交的で明るい。
そんなカナミは今にも男子たちへ殴りかかろうとこぶしをわなわな震わせて一歩踏み出そうとしていた。
その手をそっと包み込んで彼女の怒りを制する。
「いいよカナミ、ほっときな。思春期のサルなんて相手してたら時間のムダ」
それに比べてコンプレックスのせいで胸を張って堂々と歩けない猫背の私はひねくれ者。
だけどカナミはそれをこんなふうに表現するから正真正銘ポジティブのかたまりだ。
「みのりんったらほんと冷めてるね〜。でもその大人っぽい感じ!クールビューティーっていうの?みのりんにしか似合わないから私は魅力的だと思うよ〜!」



