「ふは、おもしれー女」
ん?どっかの漫画で女にチヤホヤされるのが当然だと思っている傲慢俺様男子が言いそうな臭いセリフが聞こえたような気がしたけど聞き間違いかなうん多分空耳。
そ、と目を開けるとプレイボーイはいたずらっ子のように笑う。
「じゃあさ、今からぼくの昼寝につきあってよ」
「……え?昼寝?」
プレイボーイの指先は私のあごに触れたまま。
子どものように純粋な瞳でまっすぐ見つめてくるけれど。
その口調はまるで命令。
「返事は」
「は、はいっ」
「ん、よろしく」
そうして犬井駆は私の太ももの上に頭を落とした。
と思ったら、目を閉じてスヤスヤ寝息を立てはじめた。
……え?
ええ、ええええええ?
なにこれ、どういうこと?
私、今日、死ぬんじゃなかったっけ?
生きてる……。生きてるよ私!しかも無傷で!すんごい奇跡じゃん!うわあありがとうございます神様仏様犬井様!



