会って数分なのに無性に湧き上がる仲間意識。
さとみさん…………感じる。私は感じるよ、運命的なシンパシーを……!
「……、」
さとみさんの服は私が動物園で着てたような、タンクトップにシャツを羽織るスタイルのやつ。
これはもちろんコンプレックスを目立たなくするための数少ないコーデの一つであって同じ悩みをもつ人のためのファッションといっても過言ではないもので、
そう、つまり、さとみさんも胸、大きい。
「はじめまして、犬井くんと同じクラスの小川カナミっていいます!よろしくお願いしますっ」
ごちゃごちゃ頭の中で考えていたらカナミの自己紹介が終わっていた。
よろしくねー、と握手してカナミから私へ視線が移動。
ばっちり目が合う。
さとみさんも何かに気づいたように片眉が少しだけ上げる。
わかる、わかるよその気持ち……そう瞳が語ってる。
これまでどれほど重たいお荷物をぶら下げてきたか、どれほど苦い思いをしてきたか、互いに無言で共鳴する。



