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来週にせまるテスト前の週末。
有言実行、勉強会の日。
何を着ていけばいいか悩んだあげくいつも通り体型が目立ちにくいジャンスカにした。
カナミとコンビニで待ち合わせて、教えてもらった地図と目印を頼りに目的地へ向かう。
「あっ、あそこじゃない?」
「あれっぽいね。あ、家の前に立ってるあの赤毛は……」
「犬井くーん!やっほー!」
「カナミ声大きいよ、ご近所じゅう響いてるって」
てへ、と可愛らしいえくぼを見せてくれるから許しちゃう。
それ男子にやったらイチコロだろうなぁ。
「おはよー、カナミンったら朝から元気だねえ」
「ええっ、おはようっていう時間でもなくなーい?ね、みのりん」
「そうね、11時は昼だと思う」
なんてことない会話で緊張をほぐす。
二階建て一軒家。ここが犬井駆の家。
玄関を開けてどうぞー、と誘導する犬井駆。
「おじゃましまーす!」
カナミが元気よくあいさつ。
そのあとに続いて私もおじゃまします、と控えめに言いながら入る。



