「カナミンと悠里は賛成してたのになぁ〜。悠里めちゃくちゃ頭いいからいろいろ教えてもらえるのになぁ〜。カナミンもぼくも次のテストの成績上がるかもなぁ〜。みのりんだけ成績おいてけぼりになるかもなぁ〜…」
「あーもう!うるさいなあ!はいはい行きます!行きますよー!」
みんなより成績が下がるのは委員長として顔が立たないわ。
成績優秀な蜂技くんもいるなら行くしかないじゃない。
「ちなみにぼくも英語なら学年一だよお」
「え、うっそ」
「ほんとー」
思わず振り返って見上げると太陽よりもまぶしい笑顔が誇らしげにこちらへ向けられていた。
な、なんか腹立つわー。
私が唯一自信のある教科なのに悔しい。
英語の順位、最高でも2位しか取れないの犯人はこいつだったのか……。
分かれ道で犬井駆は私と別方向に行こうとして止まる。
塾はあっち側らしいからここでお別れ。
その前に言い忘れていたことを思い出した私も足を止めた。
「あのさ、私もう裏庭行かないから」
「……えー、残念」



