チャラ男も笑えば雑巾に当たる



教室に戻って犬井駆をさがす。

後ろの席の蜂技くんは自分の席で本を読んでるけど犬井駆の姿はない。

裏庭に行こうか迷っているとカナミがやってきて笑顔で言う。


「みのりーん、次の時間体育だから着替えに行こ〜」

「あ、うん、そうだね」


荷物を取って教室から出る一歩前、振り返って犬井駆の席を見た瞬間、蜂技くんと目が合った。


「っ、」


思わず足を止める。


「みのりん?」

「ちょっと先行っててカナミ、」

「えー?待つよ〜?」


蜂技くんのところへ小走りする。
首を傾げてなに?という表情で私を見上げる。

あれ、蜂技くん少し髪切った?
昨日より短くなってる気がする。
…おっとそれより本題本題。


「蜂技くん、ちょっと聞きたいことがあるんだけど……」

「駆ならたぶん裏庭で委員長待ってると思うよ?」

「いや居場所じゃなくて、その…………え、なんでそのこと知ってるの?」


裏庭の密会、蜂技くんにバレてる!?
犬井駆がしゃべったの!?
はずかしいよひざ枕提供してるなんて蜂技くんに知られてたの!