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翌日。
朝、かなり早めに登校して教室よりも先に裏庭へ直行すると、犬井駆はベンチで横になっていた。
うそ、犬井駆ってこんなに朝早く学校来てるの?
いつも?それとも今日だけ?
「おは……、」
おはようと言いかけてやめたのは、その目が閉じられていたから。
頭側の空いているスペースに音を立てないよう静かに座る。
見下ろすと手元に単語帳があって、今日も朝から勉強していたんだと感心する。
そういえば犬井駆って成績どれくらいなんだろう。
失礼だけど、いつもへらへらしてるせいで頭は良さそうに見えない。
前も単語帳見てたし……意外と努力家?
勉強がんばって何か目標でもあるのかな。
と、じーっとながめていたら。
「おはよ、みのりん」
「っ、おはよ」
「昨日は楽しかったねえ」
「そうね」
「今日もかわいいねえ」
「……うるさい」
ぱっちり開いたまあるい瞳。
寝起きのふにゃりとした感じではないあたり、本当は起きていたっぽい。



