カナミは意味深な顔で「そっちも応援してる〜」とにやにやしてる。
「恋のかたちはひとつじゃないんだよ〜」
「うん?」
「あははっ、あたしもがんばろーっと!」
「え」
え、ちょ、カナミ!
カナミも恋する乙女なの!?
バッと横を見るとカナミは満面の笑みで私と目を合わせ、すぐにダダッと走り出す。
ボーダーシャツとショートデニムの後ろ姿が遠ざかる。
今日もお団子はぴょんぴょん跳ねる。
太陽が彼女を照らして、そのまぶしさに目を細めた。
光の筋はこころに射し込む。
彼女の優しい愛が、フラれてぽっかり空いたこころの穴を無意識にうめてくれたのかもしれない。



