「きりーつ、礼、……着席ー」
本日すべての授業が終わってあとは掃除の時間と帰りのSHRのみ。
今日の掃除の時間は先生たちが職員会議で教室にいない日だから。
相変わらずふざけることしか頭にないおサルさんたちはホウキを振り回して魔法使いの映画の主人公になりきっている。
「ウィンカーティアム・レピオーサ⤴!」
「ぎゃははは!違う違う、レピオー⤴サだろ!」
「レピオ〜〜サ!」
あーうるさいうるさい。
早くホウキ掃いてくれないとモップもできないし机も寄せられないんだけど!
ほらごらん、おとなしいモップ担当の女子たちが教室の隅に集まって困ってる。
「ちょっとそこの男子たちー!早くホウキしなさーい!私たち机寄せたいんだけど!!」
両手を腰にカナミがズカズカと男子らへ立ち向かい次々に彼らのホウキを軽く蹴飛ばしていくと。
ホウキにまたがっていたうちの一人が急所に直撃したらしく、大げさなリアクションで悲鳴を上げてぴょんぴょん飛び跳ねる。



