さようなら。






 わたしは帰宅部だった。



 幼なじみの蓮夜は、陸上部だった。




 わたしがキャンプをしたいと言ったから、蓮夜はわたしの両親を説得してくれた。



 一ヶ月後、大恩人の蓮夜と一緒に、キャンプに連れて行ってくれることになった。




 よかったな、と、屈託なく笑う姿を見て、好きになってしまった。



 わたしだけがそうなんだと思っていた。



 わたしの片想いで、蓮夜はわたしのこと、ただの幼なじみだと思ってるって。




 だけど違った。蓮夜も、わたしを好いてくれていたみたいで。



 その日の夜、ありがとうと言いに行ったとき、告白された。



 そしてふたつ返事で了承して、晴れてわたしたちは恋人同士になった。





 これは、こんなわたしたちの一晩を描くお話。