電子の歌姫は今宵も言葉を紡ぐ【完】

家族や玲香、アポロンのみんな以外の人たちと目を合わせることが怖くなってしまった。

あのとき、私がねいろだっていうことの証拠を言ったクラスメイトの女の子がジリジリと詰め寄る感じ。

あのときのことを思い出そうとするだけで吐き気がしてきてしまう。

それほどまでに、あの出来事は深く刻まれてしまったのだなと、改めて自分で再認識した。

わんわんと泣き出してしまった私の頭を、お母さんは優しく撫でてくれた。

きっと、この日の出来事を私は忘れることは無いだろう。