電子の歌姫は今宵も言葉を紡ぐ【完】

だとしたら、みんなに感謝してもしきれないや。



「うん⋯⋯私ね、今、とっても楽しいんだっ⋯⋯!」

「千星ぇ〜! おっきくなったわねっ⋯⋯!」

「わぁっ⋯⋯玲香、急に飛びつかないでぇ⋯⋯っ」



玲香が急に抱きついてきて、びっくりしてしまった。というより、玲香の発言が親友を超えて親になってる⋯⋯あはは。



「席につけー! 今日は学園祭のうちのクラスの出し物を決めるぞー!」



そう言いながら入ってきた先生の言葉に、みんなが反応した⋯⋯ような雰囲気が感じられた。

みんな⋯⋯どうしたのかな⋯⋯?

私たちは一年生で学園祭は初めてだし、きっと楽しみにしているんだよねっ⋯⋯!



「えっと⋯⋯それでは、うちのクラスでやりたい出し物を言ってください」



学級委員長の二人が黒板の前に立って進行を始めて、それからクラスメイトから出してもらった案を黒板に書き始めた。

それから三十分ほど経つと、黒板はみんなから出してもらった案で埋まってしまった。