世界で一番大切な親友へ

なのに、今の私たちが語る思い出は、まるでもうすぐ閉じてしまう本を、最初から読み返しているような、そんな切なさに満ちていた


「美優」


「ん? 何?」


「私ね、美優と出会ってからの毎日、一回も退屈したことなかったよ。美優がいつも、私の世界を新しくしてくれたの」


乃愛は笑うのをやめ、真っ直ぐに美優の目を見つめた。


その瞳の奥には、どこまでも深い感謝の光が宿っている


「……何よ、急に。まだ二人三脚のリベンジ、してないんだからね。おばあちゃんになったら、老人の運動会で二人三脚するって決めてるでしょ」