アンケート企画「大好きを君へ」

卒業式が終わり、賑やかな校庭。

いつものノリ担当の私なら、真っ先に陽翔先輩のところへ行って「卒業おめでとー!」と背中を叩くはずだった。

だけど、今日ばかりは人混みの後ろで立ち尽くすことしかできない。

ポケットの中でスマホが震えた。

【陽翔先輩:今すぐ体育館の裏、来て。一人で】

心臓が嫌な音を立てて跳ね上がる。

私は夢中で、冷たい日陰の広がる体育館裏へと走った。