アンケート企画「大好きを君へ」

翌日の放課後。

夕日が入るにぎやかな廊下で、私は陽翔先輩に呼び止められた。

プリントの束を運ぶのを手伝ってほしいらしい。

「ほら、愛心。これ半分持って」

「はーい。って、先輩、なんか今日元気なくないですか?」

二人きりになって並んで歩き出した瞬間だった。

陽翔先輩が私の顔をちらっと見た途端、何かを思い出したように突然ピタッと動きを止めた。

(……あ、クソ。昨日のこと、思い出したらめちゃくちゃ恥ずかしくなってきた……っ!)

見る見るうちに顔が、耳の付け根まで真っ赤に染まっていく。

いつもはおちゃらけている先輩が、完全に自爆して余裕をなくしていた。

「えっ、先輩!? なんで急にそんな顔真っ赤なんですか!?」

私は驚いて、プリントを抱えたまま先輩の顔を覗き込んだ。