アンケート企画「大好きを君へ」

私の言葉は、重なるように触れた柔らかな感触によって遮られた。

一瞬、頭の中が真っ白になる。

先輩の長い睫毛がすぐ目の前にあって、触れ合った唇から、

先輩の熱い体温がじわじわと私の中に流れ込んでくる。

おねだりするような、優しくて少しだけ強引な、初めてのキス。

ほんの数秒の、だけど永遠のように長い時間が過ぎて、先輩の顔がゆっくりと離れていった。

「……っ、」

先輩は耳の先まで真っ赤にして、だけど愛おしそうに目を細めて私を見つめている。

いつものお調子者の仮面は完全にどこかへ消え去っていた。

私の顔も、きっと今までにないくらい真っ赤に熟れているはずだ。

「あはは、先輩……顔、真っ赤ですよ?」

照れ隠しに私がいつものノリでからかうと、

先輩は私の頭をぎゅっと胸元に引き寄せて、くしゃくしゃに撫でた。

「うるせー、お前のせいだろ。……これからは毎日、覚悟しとけよ?」

耳元で囁かれた低くて甘い声に、今度こそ私の心臓は大爆発した。

離れていた1年間の寂しさが、最高に甘い幸せで満たされていく。

先輩の背中を追いかける毎日は終わり、今日から、二人の新しい恋の物語が本格的に始まる。