「せーんぱいっ、お待たせしました! 改めて、卒業おめでと……」
「愛心」
私の言葉を遮るように、先輩が一歩近づいてきた。
いつになく低い、真剣な声。
先輩の手が、私の制服の肩のあたりを優しく、でも逃がさないようにそっと掴む。
真っ直ぐな視線に射抜かれて、息ができなくなる。
先輩は一度、深く息を吸い込むと、恥ずかしそうに顔を真っ赤にしながら言った。
「……俺の第二ボタン、もらって?」
「え……?」
頭が真っ白になった。
第二ボタンって、一番大切な人に渡すっていう、あの……?
呆然とする私を真っ直ぐに見つめたまま、先輩はさらに言葉を紡いだ。
「こないだ教室で他の奴が『告白しちゃおっかな』とか言った時、マジで頭おかしくなりそうだった。」
「次の日に二人になった時も、そのこと思い出して勝手に顔熱くなるし……お前が他の一年の男連中と楽しそうに話してるの見るのも、本当は毎回めちゃくちゃ嫉妬してたんだからな」
「愛心」
私の言葉を遮るように、先輩が一歩近づいてきた。
いつになく低い、真剣な声。
先輩の手が、私の制服の肩のあたりを優しく、でも逃がさないようにそっと掴む。
真っ直ぐな視線に射抜かれて、息ができなくなる。
先輩は一度、深く息を吸い込むと、恥ずかしそうに顔を真っ赤にしながら言った。
「……俺の第二ボタン、もらって?」
「え……?」
頭が真っ白になった。
第二ボタンって、一番大切な人に渡すっていう、あの……?
呆然とする私を真っ直ぐに見つめたまま、先輩はさらに言葉を紡いだ。
「こないだ教室で他の奴が『告白しちゃおっかな』とか言った時、マジで頭おかしくなりそうだった。」
「次の日に二人になった時も、そのこと思い出して勝手に顔熱くなるし……お前が他の一年の男連中と楽しそうに話してるの見るのも、本当は毎回めちゃくちゃ嫉妬してたんだからな」



